12月21日、22日の日程で全く新しいマリンスポーツ「WINGFOIL」のレースイベントを開催しました。夏にGO FOIL創設者でありWINGにもハマッているアレックスアグエラやNAISH FOIL & WINGSURFERのロビーナッシュ、ウインドのオールドファンなら誰でも知っているテクニシャン、アランキャディツらによりマウイ島カナハビーチでレースが開催されたけど、以降そういうニュースは聞こえて来てないので、日本初、世界でも2番目のレースということになるのかも。
コンディションは全くもって「あいにく」で、ブローでなんとか走る程度のライトウインド。
それでも各地から(遠くは静岡県南伊豆から!)集まった愛好者達によるレース前のセッションは感動的なものでした。
第1人者SUP TOMOこと村林知安選手や、WINGはまだ3日程度というウインドフォイルの世界ユースチャンピオン穴見知典選手のエントリーに加え、
普段は大会などのイベントでは裏方に回って下さるメーカー関係者の方々もエントリーリストに名前を連ねて下さいました。
何しろウイングの魅力はその楽しさ。簡単ではないけど見てるだけじゃ勿体無い。
いわゆるプロだけに真剣。
全選手が恐怖を感じたF-ONEの6㎡。
レースは26名の参加者を4つのヒートに分けてのトーナメント形式を1レース、全員一斉スタートを1レース、計2レース行いました。
第1レーストップの琵琶湖プカプカチームの宮本涼太選手。
風下からフレッシュウインドを上手く掴んだのが勝因。
第2レースはFOILのフロントウイングを最大浮力のGO FOIL MALIKO280に変えて臨んだ村林選手が雪辱し、総合でも優勝を果たしました。第1レースに続いてグッドスタートを切った宮本選手はシフトした風でマークに届かず無念の脱落。
すでに数名の選手がマスターしていた「トゥサイド」。
今のところコレが出来るか出来ないかが黒帯と白帯の判断基準になって来そう。
総合2位は穴見選手。一級のタクティクスで浅いウィング経験を補ったレース運びが光りました。
総合3位は丸谷選手。4㎡とパワー不足が否めなかったWINGとスピード重視のフロントウイングで苦戦気味でしたが流石のテクニック。
カイトサーファー、ウインドサーファー、カヌーレーサー、SUPレーサー、まさにWINGを使っての異種交流戦の模様を呈したイベントはすごく可能性を感じました。
参加いただいた選手の皆さん、蒲刈B&G海洋センターの皆さん、ありがとうございました。